我が家も3人の子育てをしたので(自分自身も3人兄妹)

てんてこ舞いしながら3人子育てをしているお母さんには

つい声をかけたくなるし、応援したくなります

本当は1人でも2人でもそれぞれ大変さがあるんですけどね。

昨日、道端でそんなお母様とばったり出会って、いろいろ話をしていました。

「もう、本当にいっぱいいっぱいですよ。切れそうになる!」なんて言いながら

そのお母様は、力が入りすぎず、とっても自然体でお子さんと関わっているのです。

お母様が3人(2歳~9歳くらい)を連れて大型ショッピングモールに行った時のこと。

それぞれが勝手に行動してどうにもならなくなり、疲れ果ててこう言ったんですって。

「みんながね、バラバラになっちゃったら、お母さん、1人くらいいなくても気づかないかも。

気づかずに帰っちゃったらごめんね」って。

そうしたら、3人が手をつないで、しっかりついてきてくれたそうです。

そんな風に言えるなんて、素敵ですよね。

お母さんが困っていたら、子どもたちは自分で考えて行動するんですね。

「私は本当に疲れて投げ出したくなって、そういっただけなんですよ」とおっしゃるけれど

いえいえ、子どもを決して支配しようとしていないところが素晴らしいと思いました。

結果、考えて行動する子どもを育てていますよね。

相手を思いやる気持ちも育ててますよね。


よく街中や電車の中で見かけて、心が痛むのは、支配するお母さん。

「いい加減にしなさい! お母さんの言うことが聞けないならもう連れてこないよ」

「何回言ったらわかるの! 頭悪いんじゃないの?!」

お母さんの言うとおりに行動しないと、ダメ人間。

もう〇〇してあげない! というのは脅しです。

脅され罵倒されてばかりいたら、自ら考え行動するなんてできませんよね。

それでも反発できるエネルギーの高いお子さんは益々困った行動がエスカレート。

親の目をぬすんでいたずらをしたり。

おとなしいお子さんは、いい子にしていればお母さんの機嫌がいい、

お母さんに好きでいてもらえるとすり込まれ、

それこそが安定した状態だから

常にだれかにコントロールされている状態を求めるようになってしまうかも?

なんでもやってあげちゃうのも

静かな支配と言えるでしょうか?

お母さんの影響力は本当に強いと思います。


もちろん、一概には言えないかもしれません。

厳しさが必要な時もあるでしょう。

それでも、お子さんにかける言葉ひとつひとつで

どんな違った結果になるか。

想像してみてください。


子どもの常識って家庭の中で形成されるそうです。

どんな接し方をされても、それが一般的な普通のことだと思うのです。

親が正しいと思うのです。

ダメだ、馬鹿だ、どうしようもないって言わないで。

のろい、うそつき、いじわるって言わないで。

そのとおりの子どもになっていくから。

自分がそうだと思い込んでいくから。

どんなふうに育ってほしいか。

どうしたら自己肯定感をもってくれるのか。

だったらどんな声をかけてあげればいいのか。


今からでも遅くはありません。

完璧は目指さなくてもいいのです。

できることから、始めてみましょう!

一番伝えたいのは、子どものことを愛しているってことなのだとしたら

いつもそこに立ち返ればいいですよね!

こうしないと愛されない、そんな風に思ってほしくないです。

あなたは無条件に愛されているって

確かにそうだと感じてほしい。

それでも反抗期はやってきますけどね(苦笑…)

それも親離れのために必要な儀式ですが  

(過ぎてからこそ言えることです



Miwako