心と身体のケアエクササイズ
今年最後の平日2時間コースが終わりました。

いつものメンバーさんに加え、
久しぶりにお越しくださった方が1名。

締めくくりにふさわしい、
素晴らしい気づきと成長、変化の会となりました。


今日は、Cさんのお話から・・・
(掲載に当たって、許可を頂いております)


最初にお越しくださってから、早4年が経つCさんは
その可愛らしいお顔立ちに似合わず、
初めの頃はとてもクールでドライな発言をなさっていました。

―人のために・・・とか、正直分からないです。
  多分冷たい人間なんだと思います。

―家族にも別に思い入れは無く、
  それぞれ余り関わらずに平和にいられればいい。
    結構面倒くさがりだから・・・。

とよくおっしゃっていました。


けれど、

『死と再生のワーク』で

そんなふうにおっしゃっていた彼女が生まれ変わったものは・・・

人々を救う 看護師でした。

Cさんは、ものすごく不思議に思いながらも、

「私は、本当はそうありたいのかもしれない」

そんなふうに、その『思い』を否定せず
もちろん半信半疑ではいましたが
素直に自分の中に一旦受け入れていらっしゃいました。


これが頑なな人にはなかなかできません。

ご自身で見た、また浮かんできた深層の思いであるはずなのに

嘘だ
そんはずはない
そんな自分は信じられない

と即座に見ること、受け入れることを拒否してしまう人も多いのです。

自分の事は自分が一番知っている・・・

これも確かに大切な感覚ですが、浮かんだことは事実。


自分でそこを否定してしまうと、
頭の中で認めている自分しか受け入れないことになってしまいます。


自分の決めている枠組みから外れたものを認めないということは
自分のその枠の世界のみで生きて行くということになります。


それが行き過ぎると、他者からの助言や思いを受け取れず

自身を客観視することが難しくなってきます。


Cさんは講座にお越しになる度
飾ることなく、周りの評価を気にすることなく
いつも正直な思いを発言してくださいました。

ともすると、ストレート過ぎて誤解を生むかもしれないような思いも
常に正直に伝えて下さいました。

その度、私は彼女からの信頼を感じ、有難く思ったものです。

そして、なんとか今の状況から
一歩踏み出して欲しいと願ったものでした。

なぜなら、クールな仮面の下に

愛情を求めているのに、どうしたらいいかわからない

小さなCさんが見えていたからです。


そして、今年一年
自身のお子さんに対して、とても とても気持ちをかけるようになり
「それがとても楽しく、喜びです」
とおっしゃるようになっていきました!


初めは余り表情がなかったお顔も、
最近ではいつも笑顔やはにかみが浮かび、
周りも明るくなっていくようでした。


そんな彼女が、この日のワークで
どうしても避けていた自身の母との関係に置いて
自分からお母さんに

「愛してるよって言って」

と伝え、お母さんから

「『もちろん・・・愛しているよ』と言ってもらえた」

と涙をにじませて伝えてくれました。

Cさんが、また一つ自分自身で自分の殻を脱いだ瞬間でした。


そこに居た皆さんも
そこの空気さえも

温かく穏やかな波動に包まれていました。



このお仕事は本当に大変なことも多い。

けれどもその分、こんな瞬間に立ち会わせて頂くことができる・・・

今回またその有難さを深く感じ得ました。


人はいくつになっても自分が望み、そこに向かって行動を起こせば

必ずより良く変わって行けるのだ

ということを、またまざまざと見せて頂きました。


Cさん、来年がまた楽しみですね!


ご参加の方々に、感謝します。



kimiko