子どもがまだ
おしゃべりが上手にできない頃

もにょもにょ ごにょごにょ
言いたいけど・・・言えない
伝えたいけど・・・伝わらない
もどかしい!
だから、感情が爆発することもあり
泣いたり、怒ったり、伝わらないことをアピールしてくれてました

自分も
その彼の言動に
もどかしかったり
おもしろかったり
でも、一生懸命伝えてくれる言葉には
ちゃんと耳を傾け
気持ちに寄り添い
わかろうと努力していました

やっぱりわからないな~と
あきらめたりもして・・・・

大きくなると
たくさん会話をするようになり
言葉も知っていて、説明なんて私より上手になりました

そんな彼の言葉に寄り添う時間が
だんだん少なくなっていき
気持ちを聞く前に
こちらの要求を言うように変わっていきました

わかるでしょ
できるでしょ
もう、〇歳なんだから
なんて言葉をたくさんたくさん言いました

でもある時・・・
彼が子どもの絵画セラピーに参加しました
その絵には
彼の苦しい気持ちがたくさん描かれていました

なんて苦しい気持ちを抱えていたのだろうと
泣きました

彼は何を言いたかったのだろう?
彼は今何を伝えたかったのだろう?

もしかしたら
彼は小さい時から変わらずに
一生懸命自分の言葉で
自分の気持ちを伝えてくれていたのかもしれない
言葉に寄り添いきれず
受け止めてあげられていなかったのは自分なんだと・・・
そんな大切なことに気がつきました

その後
彼と少しずつ
向き合うことを意識して
一緒に育ち合うことにしました

絵を見るたびに思い出します

あの時
あの絵を描いてくれて
ありがとう

二十歳の息子へ

michi