絵画セラピー・ケアエクサ

「自分自身」を生きるために! by絵の通訳者

July 2015

夏休み

暑い暑い夏がはじまりましたね。


学校が休みになると、ずっと一緒にいる子どもたち。

やることをやっていなければ、イライラするし、

1人だったらなんでもいいお昼ご飯も、しっかり用意しなくちゃいけないし。

でも、暑いからやる気はでないし。。。

って、共感してくださる方、いませんか~?


でも、これも過ぎちゃうんだ!

が、今の感想です。

子どもが中学に入ると、格段に家にいる時間が少なくなり、気が付くと、

遊んであげていたはずの子ども達

が、家にいず、1人で過ごす時間が増えて、

もっと、夏のお楽しみをしておけばよかったなぁ、と思っています。

今年の夏は、今年だけなんだよ!

と、社会人になりたての時に、上司に言われました。

だから、その夏の思い出をしっかりつくっておけって。

今頃その言葉が沁みてきます。

で、今年はどうしようかなぁ。。。たぶん毎年とかわらないかな。

でも、お昼の支度は 苦じゃないし、

家にいる子ども達を 邪険にもしないだろうな。


暑くて、だらだらしちゃっても、

それも一緒にたのしんじゃえ!って気持ちで 過ごします。


皆様も、暑さに体調を崩すことなく、楽しくお過ごしくださいね!

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そうそう、小さい子は お庭とかベランダプールとか、どんどん楽しんでくださいね!

水の感触、空中にある時の、形、輝きなど、発見がたくさんあります!

色水をつくってもいいし、なんで下にしか水はおちないんだろうね~と

発見してもいいし。

あ、でも、気を付けて!

15cm、顔がつかる深さの水で、子どもは事故にあいます。

かならず、一緒にあそんでくださいね!

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各地で 親子絵画が開催されます。

また、親子で3組以上集まれば、条件が会ったタイミングで開催が可能です。

夏に親子で楽しい時間を過ごすきっかけとしても、おすすめです。


youko


 

受け止めきれないときもあるよ


いろんなことでいっぱいいっぱいになっていて

頭でわかろうとしても、どうしても体がついていかないこともある

善意のアドバイスでさえ、時には突き刺さり、

自分を責めることにつながったり

さらに気持ちがダウンしたり…



だれでもそんな時はありますよね

いつも強い自分ではいられない

そんな時は、いったん目をつぶり、耳をとざして、やりすごすしかありません



ずっと逃げてばかりはいられない、

それは頭ではきっときっとわかっている


ちゃんと向かい合おう! というタイミングはあるはず

気持ちが少しでもそれに向かうようになったなら

腹筋に力をいれて、背筋を伸ばして、トライしてみる


焦らなくてもいいけれど

時に、自分で自分を奮い立たせる必要があるのかな


自分の経験の中でも思い当たることがあります

わかってる、わかってるんだけどねって。



そして、この仕事をしていて、何かを伝える立場として思うこと。

伝える言葉は、精査して精査して、細心の注意をはらっているけれど

それでも、受け止めきれないことも必ずあるはずで。。。

しかしそれでもごめんなさい。

これだけは今伝えないといけない、と真摯に思うことを

ものすごく出し方を考えて伝えています

今受け止めきれなくても仕方がないけれど

心の片隅に残ってくれて、いつかそれを受け止められる時がくるならと


うわべだけの応援や、きれいごとは言えないのです

表面を整えることが大事なのではないから

それはめっきのようにはがれてしまうものだから


伝わるといいなー

心の底からの思いだから


受け止めきれないときもあるって

自分自身もわかっているけれど

それでも気持ちがつながることをどこかで願っている

今でなくてもね



Miwako








やってみる


先日本屋さんで目にした本の中に、こんなことが書いてありました。

「皆さん、ダイエットしても続かないってよく言いますが

 食べなければ痩せるんですよ、というと
 
 『え~、それは無理です~』と必ずかえってくる。

 やりもせずに無理と決めつけて実行しないのは

 本当に心から願っていないからではないでしょうか?」

これを読んで思わず苦笑。

確かに食べる量を減らせば痩せるのは明白です。

それがなかなかできないから、

健康的にはバランスよく食べないととか

食べないことがストレスになってはいけないからとか

いろいろな理由をつけて、結局は直面すべき問題から逃げているってこと。

もしくは本当は重要じゃないってこと?


ダイエットの話からは離れますが(^^;;

向き合うしかないんです。

理由をつけて逃げてはいけないことってあるはず。

常に心から離れず、向き合うべきかもしれないと感じているのは、

本当は心が求めていることだからですよね?

どうでもいいことなら忘れちゃうはず。

それを無視すれば、今まで通りのことしか起こらないし

何も変わらなくて当然ですよね。


ケアエクサでは、kimiko先生から

「それ、ぜひ実践してみて。」

と言われることが多いです。

実践してみなくては、自分がその時どう感じるかは本当にわからないから。

頭で想像して、(え~、それは無理! ありえない。)って思っても

とにかくやってみる。

そうしたら、思わず心地よい風が吹き込んできたりして

びっくりすることがあったりします。


そしてそれは自分で決めて、自分の中から生まれたものだから

自分にも自信が持てるし、本当に心地よいことなのです。


あまり深刻な話題でなくてすみませんが

ケアエクササイズで気づいたことや、感じたことなど、

それが夫のことであった時に、

「それ、パパに伝えたら喜ぶんじゃないかな?」と言われました。

「えー? ちょっと無理」と即座に思った5年前の私。

私が学んでいることは、個人的なことだと思っていたし

学んでいるということは知っていても、中身について話したことはなく

話す必要性さえ感じていなかったのです。

習慣がないから、そんな話を切り出すのもタイミングがわからないし

気がまえてしまう。 照れくさい。 だから無理!


でも、kimiko先生の言葉がなんとなくずっと心に残っていて

二人で車に乗っているときに(向かい合っていない状態も話しやすかったかも)

「この間、ケアエクサで瞑想していたときにね…」と

なるべくさりげなく話をはじめたら、興味を持って聞いてくれ

「大切な人があなたを見つめていますよと言われたときに

一番にパパの顔が浮かんだよ」って伝えたら

すごくうれしそうに「やったー!」ですって(笑)


これは本当に思いがけない反応で、私までうれしくなってしまいました。

引っ越し前のブログにもこのエピソードは書いた気もしますが今改めて。。。


無理と決めつけないで、ちょっと勇気をだしてやってみる。

もしかしたら撃沈することもあるかもしれないけれど

とにかくやってみる。 つづけてみる。

うちの夫のように反応が早くない人もいるでしょう(笑)

でも顔つきには何の変化も現れなくても、きっと心は動いているんじゃないかな。


長年の関係性や習慣を変えていくのって本当に勇気がいることでもありますよね。

ちょっと変えたらすぐにすべてがうまく回るわけでもないけれど

少しずつ実践を重ねていくと、それは確実にプラスに波及していくのだと

そんな風に思います。


「本当はどうなりたいの? 何が望みなの?」

kimiko先生にいつも問いかけられます。

自分の本当の望みはなんなのか、それをしっかり見ていくこと、

そしてそこから逃げずにとにかく自分が行動を起こすこと。



我が家は全員B型家族で

それぞれがそれぞれに自由に自分の道を行くタイプ。

でもそれは干渉しあわないという一面だけではなかったんですね。

気持ちをシェアしあうことはとても大事で

家族のつながりをより感じさせてくれるものです。

大事に思っていること、つながっていたい、わかりあいたい、

それが家族とできていなかったら悲しいです。

強い自分も弱い自分も知っててくれる家族。

人間いいとこばかりじゃありません。

全部ひっくるめで、あぁ大切だなぁと思えるようになりました。

自分の弱さも、時にはさらけだせるようになりました。

いい部分やいやな部分だけ見てその人の価値を決めるのは間違っています。

人はプラスとマイナスでできているのだから。

両方あるから人間らしいのですから。

自分の基準値で見て、ありえない!って思うこともあるけれど

それって実はお互い様なわけで。


たまたま家族の話になりましたが

すべてのことに通じていると思います。

「やってみる!」

やってみなきゃ、自分の心がどう感じるかなんてわからないのです。

実践あるのみ。 気持ちのシュミレーションはできないから。



家族のことはなぜか一番身近なのに後回しにしがちです。

日常過ぎて、ルーティーンすぎて、ってことでしょうね。

でもそこが変わると、すべてが変わるとさえ思います。

ホームベースが安定するっていうことなのかな。

どんなに外でうまくやっていても

どんな仕事上の成功をつかんだとしても

ホームベースがぐらぐらだったら

心に穴があいたように、本当はさびしいんではないかしら。


一番大事なことは何?

深く深くさぐってみて、そしてその思いを実現させるために

やってみるべきことをやってみてくださいね。

ひとつ実践したら、またひとつ。

だんだん自分の心も心地よくなっていくはずです。

前回の記事同様、満点は目指さなくてよいのです。

正解もないし、何かと比較する必要もないから。

答えは、自分の心が知っています。

きっと感じることがたくさんあると思います。


Miwako





支配するお母さんにはならないでくださいね


我が家も3人の子育てをしたので(自分自身も3人兄妹)

てんてこ舞いしながら3人子育てをしているお母さんには

つい声をかけたくなるし、応援したくなります

本当は1人でも2人でもそれぞれ大変さがあるんですけどね。

昨日、道端でそんなお母様とばったり出会って、いろいろ話をしていました。

「もう、本当にいっぱいいっぱいですよ。切れそうになる!」なんて言いながら

そのお母様は、力が入りすぎず、とっても自然体でお子さんと関わっているのです。

お母様が3人(2歳~9歳くらい)を連れて大型ショッピングモールに行った時のこと。

それぞれが勝手に行動してどうにもならなくなり、疲れ果ててこう言ったんですって。

「みんながね、バラバラになっちゃったら、お母さん、1人くらいいなくても気づかないかも。

気づかずに帰っちゃったらごめんね」って。

そうしたら、3人が手をつないで、しっかりついてきてくれたそうです。

そんな風に言えるなんて、素敵ですよね。

お母さんが困っていたら、子どもたちは自分で考えて行動するんですね。

「私は本当に疲れて投げ出したくなって、そういっただけなんですよ」とおっしゃるけれど

いえいえ、子どもを決して支配しようとしていないところが素晴らしいと思いました。

結果、考えて行動する子どもを育てていますよね。

相手を思いやる気持ちも育ててますよね。


よく街中や電車の中で見かけて、心が痛むのは、支配するお母さん。

「いい加減にしなさい! お母さんの言うことが聞けないならもう連れてこないよ」

「何回言ったらわかるの! 頭悪いんじゃないの?!」

お母さんの言うとおりに行動しないと、ダメ人間。

もう〇〇してあげない! というのは脅しです。

脅され罵倒されてばかりいたら、自ら考え行動するなんてできませんよね。

それでも反発できるエネルギーの高いお子さんは益々困った行動がエスカレート。

親の目をぬすんでいたずらをしたり。

おとなしいお子さんは、いい子にしていればお母さんの機嫌がいい、

お母さんに好きでいてもらえるとすり込まれ、

それこそが安定した状態だから

常にだれかにコントロールされている状態を求めるようになってしまうかも?

なんでもやってあげちゃうのも

静かな支配と言えるでしょうか?

お母さんの影響力は本当に強いと思います。


もちろん、一概には言えないかもしれません。

厳しさが必要な時もあるでしょう。

それでも、お子さんにかける言葉ひとつひとつで

どんな違った結果になるか。

想像してみてください。


子どもの常識って家庭の中で形成されるそうです。

どんな接し方をされても、それが一般的な普通のことだと思うのです。

親が正しいと思うのです。

ダメだ、馬鹿だ、どうしようもないって言わないで。

のろい、うそつき、いじわるって言わないで。

そのとおりの子どもになっていくから。

自分がそうだと思い込んでいくから。

どんなふうに育ってほしいか。

どうしたら自己肯定感をもってくれるのか。

だったらどんな声をかけてあげればいいのか。


今からでも遅くはありません。

完璧は目指さなくてもいいのです。

できることから、始めてみましょう!

一番伝えたいのは、子どものことを愛しているってことなのだとしたら

いつもそこに立ち返ればいいですよね!

こうしないと愛されない、そんな風に思ってほしくないです。

あなたは無条件に愛されているって

確かにそうだと感じてほしい。

それでも反抗期はやってきますけどね(苦笑…)

それも親離れのために必要な儀式ですが  

(過ぎてからこそ言えることです



Miwako




見えないものこそ大切なんだなぁ…


先日スタッフの勉強会がありました。

最近は知識的なことよりも、実践を積み重ねています。

頭で考えること、イメージしていること、それはどんなにパーフェクトでも

実践は大きく違うのです。

もちろん準備は大事、それでも実践してこそ学べることがなんと大きいか。

いつもいつも思うのです。

考えることより、感じることが大切。

本当にそう思っているにもかかわらず、

まだ場面場面では、頭が先に動くのですよね。


型通りにやろうとする、シナリオを決めておかないと不安、

この手法で、この言葉で…

あぁ、いくら決めても無駄ですよね。

そうだ、そうだった。

そこにしがみついてはダメだった。

その場の空気を感じながら

いつでも臨機応変に一体感を持ちつつ…

うん、これは仕事の場面ではほぼ無意識にそうしている気がします。

無意識と思うのは、型がなくて、気持ちだけがそこにあるから?

でも慣れないことや、緊張も伴うこと、うまくやらねばとか、いろいろな思いが交錯すると

頭が優位になってしまうんですね。


何が一番大切なのか?

うまくやることなのか?

いや、それは違いました。

人はだれでも、うまくまとめたい、うまくこなしたいと思うけれど

一番大事にするべきことは、シナリオとかひな形、形あるものに自分をあてはめていくことではなく

心地よい、これがしたい、こうありたいという感覚のほうでした。

そうしたら見えないものが見えてきたり、感じたりできるはず。

そこにこそ、心が沸き立つような喜びや満足感があるはず。


お手本通りにやろうとすること。

第一のステップとしてはいいと思います。

でもそこに固執せず、自分の自由な感覚をそれぞれに生かしていくこと。

それでこそ、その人の個性が生きた素晴らしいものができあがる。

そこを忘れちゃだめ。それを勉強してきたんでしょ?

と、師匠のお言葉…


形にとらわれすぎないこと。

形が違ったら、偽物というわけではなく、

思いもよらない形の中にも、ちゃんと「心」があるはずで

それを感じなくちゃ、という話も何度か形を変えて(!)学んできました。


大切なものは見えないものだと

サンタクロースを信じるか信じないかも

人間の形をしたものなら信じるのか? それともその「想い」を感じるのか?

そんなことも以前ブログに書きましたっけ…


ずっと前は、パーツにしか見えなかった絵からも

さまざまな思いを少しずつですが受け取れるようになってきました。

これはあきらかに知識だけでなく、「感じる」ことですから

なんとも説明しがたく、自分にとっても不思議な体験です。

それでも、それでも、まだまだですね~!


でも、こうして実感する機会が何度もあること。

幸せだと思います。

感じることは気持ちいいことなのです。

皆さんも、誰かと気持ちがつながった瞬間や、

グループで取り組むときの一体感なども感じたことがありますよね。

頭優位だとうまくいかない、どこかでずれてくることが多いです。

何かの操作が入ってしまうからでしょうか。

自分のエゴがでてくるのか? 

そこも見ていかなくては…

とにかく実践して実践して、

失敗から学ぶのみですね。

自分の心のありかたを、気持ちの動きを客観的に見つめてみる。

むしろ失敗とは言わないのかもしれません。

すべてが必要な経験なのでしょう。


大切なことはなんなのか、再確認です


Miwako