絵画セラピー・ケアエクサ

「自分自身」を生きるために! by絵の通訳者

September 2016

サンタさんの話題から…


人って自分の見方でしか見ておらず、
自分の感じ方が一般的だと勝手に思っていて
だれがどんなふうに感じるかのバリエーションに
思いを馳せるきっかけがないと
自分以外の感じ方をなかなか受け付けられないものです。


子どもが小学校の高学年に差し掛かるころ、
よく話題になったのが
サンタさんはいるかいないか、ということ。

当時、ご近所のお母さん曰く、
息子さんのクラスで、意見が真っ二つに割れたため、
それぞれが親に確認をとって
どっちが正しいかを決めよう!ということになったそうで。

そのお母さんは、
真実を伝えるときが来た、と
「サンタさんは本当はいないんだよ。
でも、信じている人もいるから
それを人に押し付けたりせず、
あなたはこの議論から離れて黙っていなさい。
妹にも言っちゃだめだよ。」
と伝えたそうです。

サンタさんを信じていた小5の男の子は、
がっくり肩を落としてさびしそうにしていたとのこと。
「こういう積み重ねで大人になっていくんだよね」と
お母さんは話していました。

このお母さんの毅然とした態度にも
当時の私はびっくりしたのですが…

私だったらどう言うかしら?
完全否定はできないなーと思いました。
私自身、どこかで信じているような気持ちがあるので
できれば放っておいて、自分なりに感じてくれればいいのかな?
なんて。
白か黒か決めつけなくていいこともある。
心の中にサンタさんがいたっていいじゃない?
でもそれをどう伝えるか?
プレゼントを選んでいるのは親だし、
そこを聞かれたらウソはつけないし…
幸い?うちの子どもたちは、
そういった質問をしてこなかったので
実際はどうしたのか…想像するばかりです。

我が家では、
中学生くらいから、もう大きいからねぇ、
みたいな感じで、親からのプレゼントに切り替えていました。

なんというか、許されるウソ?
ウソというより、ファンタジー的な世界も容認?
自分自身も、あぁきっと親が選んでくれてるんだなぁと
子ども時代に気づいたものの、
その状況さえ、幸せなことだなぁと感じていたものです。

ところが!
3人の子どもがずいぶん大きくなってから、
ふとした時に、聞いてみたところ…

「まぁ、いないだろうなと気づいたよ。」っていう
ごく普通(と私が思う)感想もありましたが、
ひとりは、「大人たちに騙された!」と思ったそうです。
そこには、信じたものに裏切られたような落胆の気持ち。
純粋な子どもをだますなんてひどい。
被害者意識を持ったそうです。
それがずっと続いているわけではないですけれどね。

まさに想定外。
大人はだますつもりなんてこれっぽっちもないけれど
角度を変えてみれば、やはり騙されたという感想もあるんだと
衝撃を受けました

でもそれを黙っていたのは
親への気遣いも少しはあったのかも。
(勝手な推測)

それぞれ持って生まれた性質もあると思います。
のんびりタイプ、せっかちタイプ、
細かいことが気になるタイプ、
気にならないタイプ、
心配性、楽観的、
批判的、協調的…
どのタイプも、表裏一体で長所も短所も併せ持っています。

私の感覚では、サンタさんの一件は、
ちょっと寂しいことだけど受け入れていくこと。
それが一般的?と思っていましたが
自分の子どもでさえ、私とは違う感情をもっていた、
それにまったく気づかずにいたんだなぁと…
それはプチショックでもありました
子どもと一体感が持てなかったとか、
自分の想像力やキャパが欠けていたとか、
子どもの気持ちに寄り添えていなかったんだとか…
いろいろ思いました
もう10年くらい前のことですが!

大人が騙しただなんて、
そんなのひねくれた考え方じゃない?
そう片付ける人もいるでしょう。
でも、感情はその人のもの。
他人がいじったり、批判したりするものではありません。
感情に良い、悪いはないのです。
(自分にも言い聞かせてます!)


どんな感じ方をするか、
本当にそれは個々に違っているのです。
ついつい自分が普通、って思いがちですが
そんなことはないんですよね。

子どものうちに、考え方や感じ方を否定されたら
ものすごく辛いと思います。
自分を否定されているということだから。

どう思う?
どう感じた?
そんなことを、批判者の目線ではなく
共感者の目線で聞いてあげられるといいですね。
信頼できる誰かに、感情を伝えることができて
それを、ただ、そうなんだね、と受け入れてもらえたら
どんなに安心することでしょう。
私は子どもの気持ちを尊重したいと思いつつも
時々親目線で意見を言っていた気がします。
(反省!)
答えを出さなくていい時もあるのに
そこまで思いが及ばなかったこともあった気がします。
(あまり具体的には覚えてないんですけど
反抗期の売り言葉に買い言葉とか
もう感情爆発~みたいなこともありましたし

自分の子どもはもう成人してしまいましたが
大人になってもここは大事にしたいと思っています。
ちょっと冷静、客観視もできるようになってます~
いつからだって、意識すれば
ものごとは変わっていきますものね。

人間関係、すべてに繋がっていることだとも思うのです。

感じ方は人それぞれなんだなぁと
客観視をする機会が増えてきました。

自分はふつうと思っていたのに、
私って変わっている??と思っちゃうくらいの今日この頃です
それもよし!

miwako

花開く

image


前記事のmiwakoさんと、同じ回のケアエクサに参加しました。

そのワークの中で感じたこと。

特定の誰かに、どうして欲しい、とは思わないな。

でも、誰の助けもなく、自分を育むのじゃなく、
色んな力を借りていいんだな、と。

その結果、描いた花の絵は、

自分としては稀に見る ほど

力強く美しく花開いた絵になりました。


心のままに描いて、
描いた絵に、自分で癒されました。

魂の成長は、なかなか見えません。

でも、ふと、

自分の考えが、ブレず、動じず

苦手と思った誰かを素直に許容できた時

親との関係性に違った視点を持てた時

あ、成長したのかな、と感じます。

そんなタイミングでのワークで、

自分の心の成長の今とこれからを

目で見える形で出してもらったようで

とても嬉しい、ニヤニヤが止まらない

結果を得ました。

でも、1人じゃ、来れない場所。

1人で頑張るのも大事

そして、

誰かを受け入れることも大事

プラスで

誰かに受け入れてもらうことも
すごく大事

そんな、素直にいい風が吹いてたな
と、思える回でした。

youko



扉があいていく

月に1度のケアエクササイズは
心と身体のリフレッシュとメンテナンス、
そんなかかせないものになっています。

心理ワークのみならず、近況報告で最近感じたことのシェアなどからも
たくさんの気づきをもらえることがあります。

自分のセンサーも敏感になっているので
まったく別の現象からも、
自分へのメッセージを受け取れることがあったり。

私が何気なく言ったことが
別の人に別の観点から響いたり。

そんなことがお互いの間で起きていて
今日、これを受け取るためにここに来たのかな?と
感じることも多々あります。

先日のワークは上級ワーク。
中身については、これから体験する人もいると思うので
触れないでおきますが…

絵を描き終えて、文字を入れ、
自分の深い深いところをさぐってみてと言われたのですが
そこから書き出したものは、どこかちぐはぐ。
まとまりがない感じでした。

でもkimmy先生やメンバーと話しているうちに
なんだ、そういうこと?という気づきが訪れ
(さすがkimmy先生!)
何とも言えないすっきり感。

面白いものです。
プラスもマイナスも全部受け止めてると思ってたのに
そうでもなかった
いやな気分になる自分を認めていなくて、
そうならないようにどうすればいいか考えていた。

心がざわつくのが嫌だったんだね。
でもざわついてもいいんだよ。
ざわついちゃったなぁと思えば。
それを解決しようとしなくてもいい時もある。
こだわりすぎなくていいこともある。
そのままうけとめれば??

なんのことはない、
いつも自分が発信しているようなことでした!
感情に、いい悪いはないんだよって。

自分のことって、本当になかなか見えてないんですね。

この日はとってもすっきり。

ざわざわOK!って開き直れた感じ??
そんな自分もOK!って認められました。

具体的なことを言っていないので
わかりにくくてごめんなさい


帰り際、kimmy先生が
「こうやってまたひとつ扉が開かれたね」と
声をかけてくださいました。

扉がどんどん開かれていくのは
本当にすがすがしい気持ちです。

「またひとつ自分に自信が持てるね!」とも
言ってもらいました。

確かにそうです。
揺らぎがなくなってくる。
ぶれない自分に近づいてくる。

自分を見つめる。
そのことの深さ、おもしろさ、時に辛さ…
心の成長には痛みをともなうこともあります。
でも、それだからこその喜びがそのあとにあるのです。

少しずつ、少しずつ、
みんな成長していけるんですよね。
年齢にかかわらず!

求めよ、さらば与えられん。
求めなければ与えられないものです。
必要ないと思う方もたくさんいるんでしょうね。
(残念!)それも選択の自由ですが。

1枚ずつ薄皮を脱いだように変わっていくメンバーからも
刺激と喜びをたくさんもらいます。

自分発見の扉はきっといくつもいくつもあるでしょう。
またひとつ、またひとつ、
扉を開けていく作業が、
確かに自分を成長させている、
そして柔軟になっていくと
嬉しく思えた昨日でした。

ケアエクサ6年目です~

miwako

言っていいよ

夏休み、楽しかった?

って聞かれたら、たいていの子どもは、

楽しかった。

っていうでしょう。

これに限らず、子どもに限らず、

いつの間にか、人って「正解を答えよう」ってしちゃう。

その場に一番沿うことを言うことが、

スマートだって、思ってる。

でも、いいんだよ。

思ったことを言って。

言いたいことを言って。

思ったことを 言いたいように 言っても

あなたは、大丈夫。

なにも崩れないし、失わないんだから。

崩れて、失ったとしても、

それは 学びにつながることでしか ないんだから。

究極的に、 人生に失敗って ないんじゃないかなぁ。

どう とるか

だけだと思うんだよね。

だから、思ったこと感じたこと

「言っていいよ」

志陽

メディテーション内観法再び…

「メディテーション内観法」は

1年3か月ぶりくらいの体験でした。

何回か記事にしたこともありますので

興味のある方は過去記事をご覧くださいね。

2つほどリンクを貼っておきます

「リボン」
http://kazeniyurerukigi.blog.jp/archives/1058793695.html

「メディテーション内観法」
http://kazeniyurerukigi.blog.jp/archives/1029466485.html



このワークはメディテーションの中で行われます。

初心者にはわりと難しいとされています。

なぜかというと、頭で考えてしまい、

自分で操作してしまうことがあるからです。

そんなはずはない、と浮かんだものを否定したり

そんなこと言われても見えるわけがないと

ワークそのものに信頼がおけなかったり…

ひとつひとつにつっかかって

ジャッジしたりせず

あるがままに、そうなんだ~不思議だなぁと

ただ受け入れる心持ちになれるといいですね。

ですから心理ワークにある程度慣れた方向きなのです。

それでも「なんで~?!」なんて思うこともあります。

そんな時は、そう思っちゃった自分がいたなぁと

客観視できればOKです。

そうなってしまったのはどうしてかなぁと

あとで自分で落とし込む材料にもなります。


本当に不思議なこの体験。

今回は、箱の中に使いかけの鉛筆が入っていました。

よーく見ると、3本くらいあって

どうも色鉛筆のよう。

箱もいつもの紙の箱ではなく

木でできていて、留め金はちょっと豪華な飾りつき。

私にとって「書くこと」がやはり大切な部分であり

好きなことのひとつでもある、

それから、絵画セラピーの良さを

これからも伝えていきなさいってこと?

そんな風になんとなく感じました。

他にもたくさんの気づきや嬉しいことがありました。

亡くなった母がいつになくアップで表れて

すごく応援してもらっているのを感じたり。


こんな経験ってなかなかできないですよね。

沢山の人にお勧めしたいですが…

すぐにできるものでもないので💦

ぜひケアエクササイズをご体験いただき、

心理ワークのあれこれを

ご自分の生活に生かしていただけたらと思います。

そしてメディテーション内観法も

いつの日かぜひ体験してください。

自分の中にある本当の思いを

自分で感じ、手に取ることができます


miwako




水と土と…

パソコンに長時間向き合っていて

あぁ肩こり!

気分転換に、というか朝から放っておいた

洗い物をしました

この季節ならではかもしれませんが

水に触れているのは気分爽快!

単純ですけれど、水って癒しだなぁ~って

感じましたよ。

ガーデニングが好きなk先生は

土いじりが最高の癒し!とおっしゃっていました。

(我が家は夫担当!

私は草木に水をやる担当ですが

やる前はちょっと面倒と思っても

水をたっぷりあげていると

植物も元気になるし

なんだか自分も結局癒されてます。


思えば子どもたちって

水遊び、泥んこ遊び、大好きですよね。

自然と触れ合って癒されつつ

いろいろな感覚を確認し、育てているのでしょう。

汚れるからと禁止してしまっては

自然との会話ができなくなってしまいますね

保育園では親子そろって

ぴかぴか泥団子をつくる企画がありましたが

親も子も、夢中になって作った思い出があります

私の子ども時代の記憶にも鮮明!

兄のぴかぴか泥団子にはいつもかなわなかったなぁ…

そんなお兄ちゃんを尊敬してましたっけ。


大人も触れ合っていたいですね。

水と土。

水辺を散策するだけでも癒されます♪


そういえば、星占いの星座は

4つのグループに分かれているんでしたよね。

水と土と火と風。

どれもパワーがあります!



キャンプファイヤーの大きな火に

心が揺さぶられたこと、ありませんか?

俳優の渡哲也さんは

たき火が大好きとおっしゃっていました。

見ているだけで癒されるんですって。

なんだかとてもわかります。


風も心地よいですよね。

今の季節は日中暑いながらも

ふっと感じる風が

確かに秋の訪れを告げてくれます。

そんなことを感じられる瞬間が好き。

自転車をこぎながら

風が気持ちいいと思ったこと、

きっと皆さんもあるでしょう。


雲をながめるのも好き♪

特に秋の雲はいろいろな表情を見せてくれます。

雲は水蒸気でできていて

風に動かされていますから

水と風ってことですね。

広く高い空を眺めていると

自分の悩みや忙しさが一瞬吹き飛びます。

爽快な気分になります。

夕焼け雲も芸術的ですよね。

無心で眺める時間、

瞑想タイムにも似ています。


自然と触れ合う時間、

空を見上げる時間、

心がふっとゆるまる時間…

もしもないとしたら、

感じる心にふたをしているだけなのかも。

大人は自分の感情をみないようにして

いろいろと頑張りすぎている人が多いですから。

オンとオフがあっていいですよね。

心を開放して、感じるセンサーをあげていきましょう。

自然からのプレゼントを受け取りましょう!

いつもそこにあるものだから。

ぜひとも目を向けてみてくださいね。


miwako


おもい癖

なくて七癖というけれど、

自分のおもい癖って、

それが長年自分としてやってきている軌跡みたいなものだから、

なかなか気づけない。

また、それは癖じゃない? とはっきり指摘される場も

社会人になると、そうそうないように思う。


私がケアエクサを通じて指摘された癖は、

逃げ癖。


話しても分かり合えそうにないとき、

それ以上、言葉にすることができないとき、

それ以上、言葉にしてしまうと、相手を傷つけそうなとき、

そーっと、引いてしまう。


それは、穏便にことを済ませる手段でもあるけど、

相手との間に、くっきりとした一線を引くことでもある。

ぶつかって、折り合って、ということをしてこなかったから。


それでも、

だれかの悪感情にさらされるより、いいと思っていた。

気まずい思いをするより、いいと思っていた。

そしたら、

体に症状がでて、そういうことに出会った後、

倦怠感がやってくることに気が付いた。


自分の味方は、自分。

そう思ったときに、

思っても言えなくて、呑み込んでいた言葉を

少しずつ、言っていこう、と思った。


実は、そのおもい癖、

自分で自分を一番傷つけているかも。

そんなことを思い、

おもい癖を直していこう、と取り組んでいる。

youko