絵画セラピー・ケアエクサ

「自分自身」を生きるために! by絵の通訳者

こども

高学年に読み聞かせ

昨年から、子どもたちの母校の
読み聞かせスタッフに復帰しています。
月1回程度の担当です^_^

低学年のキラキラした瞳は
かわいらしくて嬉しくなります。

高学年は月に一度。
本選びにはちょっと知恵をしぼります。

低学年とはもちろん異なり、
だれもが読み聞かせを歓迎しているわけではなく
教室のあちこちに分散して
小グループでこそこそしていたり
非協力的なお年頃…

昔、感動系の絵本を読んで
半分くらいしか響いてないなぁと
撃沈したこともありました

そもそも感動させてあげたい!
なんて思ったのが間違いでしたよね。
受け取る側の自由がある。

だから、それを踏まえて、
好きな本を読んで
伝わる部分が少しでもあるなら
それでよし。
すべるのは嫌だけど(本心
やりきるだけ!
それでいいんだーと思いながらも
探しました。いろいろと!


そんなとき出会ったのがこの本です。
(お友達がこのシリーズの1冊を紹介してくれました)





こころの絵本シリーズ。

とてもわかりやすく
突っ込みどころも満載の
漫画タッチになっています。
おしつけがましくもなく、
言葉が自然とはいってくる。

主人公がお笑い芸人、というのも斬新?!

展開も楽しくわかりやすい。

目に見える幸せと
目に見えない幸せに気づき
苦労することが
自分の成長につながると
わかっていく。

でもがむしゃらに頑張るのでなく
よく考えること。
経験を積んでいくこと。
人の話を聞いたり
目的を持って動いたり。

お金があれば幸せ?
そんな単純なことではない。
お金の使い方も考えさせられます。

大人が読んでも学べます^_^



但しとても長いんです。
全部読んだら20分はかかりそう。
なのでかいつまんで15分で。
(練習しました!)

2回読む機会がありましたが
5年生のクラスも6年生のクラスも
はじめはアウェイだったのに
だんだんみんな耳をそばだてて
集中してくれるのがわかりました。

なんだか一体感があって
嬉しかったです

途中、担任の若い男の先生が
そうっと入ってきて
黙って座っていましたが
だれも気付かず…

終わって挨拶をするときに
「いつ来たんだー?ビビったー!」と
みんな驚いていたのがまたかわいかった。

毎回こうはいかないかもですが、
「え?どういう話?」と
少しでも興味をひけるような
そして自分の頭でも考えたくなるような
そんなお話をまた見つけたいと思います。

言葉の力ってありますよね。

読書は人を育てる。
本当にそう思います。
いくつになっても!


miwako

















ほめるときはほめるだけ!

自分の子どもは3人とも成人したので
先輩ママとして、思春期の悩みをお聞きしたり、
大丈夫よー!と経験談をふまえて
励ましたりする機会が時々あります。

すぎてしまえば…
あんなこともこんなことも
笑って話せたり、すっかり忘れていたりするものですよね。

心配性なママは多いです。
「子どもを信じればいいんですよね!」
と言いつつ、でもやっぱり。。。

足りないところにどうしても目が行ってしまう。
それは仕方のないことです。

ただ、そればかり伝えては
言われる方はいやになりますよね。

ぐっとがまんが必要です。

ほめポイントだって本当にたくさんあるはずなんです。

勉強はしないけど、部活は全力投球してたり
とても積極的に動いていたり。

わぁ、すごいですね!
しっかりしているなーと、聞いていて思います。
そうお伝えすると、ママも嬉しそう。

でもね…ってなっちゃいますが。

ほめポイントはちゃんと伝えましょう!

がんばっているね。
そんなことまで考えてやっているんだ。
えらいねー。

具体的にほめる。
結果でなく、行動をほめる。

そしてその時大切だと思うのは…
マイナス点とセットにしないこと!

ほめるときはほめるだけ!

ココは偉かったよね。
だったらこれもできるんじゃない?
って、つい言いたくなる。欲が出る。

ほめられたときは嬉しい。
でもそこにマイナスのおまけがついてきたら
嬉しかった気持ちも吹っ飛んでしまいます。
やっぱり認めてもらえていないんだ…って思うかも。

言いたいことはぐっとおさえて、
ピンポイントで、プラスのことだけ伝える。

意識しないとできないですよね。
できないことの方に目がいくから。

できて当たり前!と思ったら
そこでほめポイントもなくなります。

子育て中だけでなく、大人も同じかも!

夫に対する言葉がけ、
私も反省したいと思います



miwako











優しい一言

いつもの保育園のレッスン。

今日から梅雨入りなので、雨をテーマに園児たちと
楽しいひと時を過ごしました。

年中・年長クラスが終わって帰り支度をしている
と、年長さんの男の子2人が寄ってきて、

「先生、雨が降ってきたから
気をつけて帰ってね。」
「先生、このカード忘れずに持って帰ってね。」

と、声がけしてくれました。

まあ、なんて優しいこと!
そんな一言が言えるなんてすばらしい!
もうとっても嬉しくなりました。

嬉しくて先生にも、園長先生にも
「いい子たちですね」と、
思わずお話ししました。

お父さんやお母さんが普段から
子どもに声がけしているから?
保育園の先生方の声掛けを聞いているから?

他人への気遣い、
言葉かけがさりげなくできてえらい。

雨の中、心は晴れ晴れとして車を運転しながら、
子ども達の顔を一人一人思い出していました。

子ども達からの優しい言葉のプレゼント。
私も人に優しい言葉かけを心がけよう。


kumiko




「違う」ってこと

日差しが眩しいゴールデンウィーク後半

出かけたい気持ちとゆっくり過ごしたい気持ちが入り混じり
なんだかフワフワ~っとしていたので
そんな時は
大好きな音楽を聴きながら
家で掃除したり、本を読んで過ごします

・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。

親子に関わる仕事をしています
そんな中でよく聞く言葉

「相手を大切にしなさい」
「みんなと仲良くね」
「ごめんなさい!でしょ」

私たち大人には
こんな思いがあるのではないでしょうか

★相手の気持ちを思いやる子に育ってほしい
★みんなと仲良くできる子になってほしい
★悪い事をした時は謝る子になってほしい

しかし
その時の
子どもの気持ちは・・・

「使っている大好きなおもちゃ、
今はどうしても貸したくない。
もっと遊びたい」

「相手の使っているおもちゃがほしい!
でも、上手く伝えられない・・・」


小さな子の心にも
色々な感情が湧き出ていて
それに子どもが自分で
気が付くまで随分と
時間がかかります。

そんなときは
近くにいる大人がゆっくり
その気持ちに寄り添ってみてもいいですね

「まだ遊びたいよね」
「このおもちゃだいすきなんだよね」
「貸して~って言ってみようか」
等々

これから
成長する過程で
わかるようになってきますね

ただひとつ
忘れてはいけないのは
気持ちを理解するスピードは
それぞれみんな違うってこと

そしてそれは
経験をしていく中で
わかっていくもの
焦らず、気長に待ちましょう

そして
私ももう一度、心に留めておこうと思います
「スピードが違う」ってことを


mici











コントロールしないでね

思春期を迎える頃
反抗期を迎える頃は特に

子どもを、理詰めでやりこめないでほしい。

小さい頃から、
あなたには、これがいい
と、コントロールしすぎないで欲しい
今を生きている子どもに
未来の選択は難しい。
でも、その練習をちゃんとしないと。
大きくなってから、
いきなりはできない。
間違っても
非効率でも
自分で決めて
自分でその責任を取らないと。

ほんとは、見守る方が辛いことも多い。
飲み込む言葉が多いほど
胃は痛くなるし。


抑えられて反抗期を迎えた子は
とてもとても
大変な時期になる。

親から巣立つには
それぐらいのパワーを出さないと
逃れられないからだろうと思う。

親は本当に無意識に
これがあなたのため
これがあなたに1番いい
と決めつけるけど

その子の人生なんです。

転んでも、怪我しても
そこからどうするかが大切。

痛そう、可哀想
で、取り上げではいけない
大事な経験なんです。

わたしの持論ですが
転ばぬ先の杖
は、自分で作らなきゃ意味がない
と思うのです。

どうぞ、どうぞ
子どもをコントロールしないでください。

youko

夏休み

とっても とっても暑い夏!


大人にとっては、早く過ぎてほしい夏に思えますが、

こども達にとっては待ちに待った夏休みです。


いつもの 予定をこなすことに力をいれる日常生活 から

少しのんびり過ごせる時期なんだと思います。

私がこどもに英語を教えていく中で、

この夏休みに気を付けてみていることがあります。

それは、子ども達の様子。

夏休みになって、リラックスして、のびのび過ごせている子は、

普段の学校が、少し気を張って過ごしているところ。

夏休みになって、少しカリカリして過ごしている子は、

家で過ごすときに、なにか我慢をしているのかも。

幸い、私の教室の生徒たちは、

みんな夏休みになると、リラックスしてレッスンを受けることができ、

家庭がしっかり成長と癒しの場所になっていることに安心します。


時間があって、余裕があるこのタイミングで

ひと伸びする子たちが、年替わりであります。

それもとても楽しみであり、こどもの成長の不思議を感じます。

ちゃんと、自分のタイミングで ぐんぐん伸びていくこども達。


暑くて、暑くて 外に出るのも嫌になる夏休み。

おこさんの顔をしっかりみて、いつもより丁寧に話を聞ける

そんな夏休みも、いいのかなって思います。

youko


好奇心?それとも躾?

先日ロシアを旅行し、知人の別荘で可愛らしいお隣さんに出会った。
お母さんと一緒にクッキーを作って持ってきてくれた3歳のソーニャ。異国の私に人見知りせずニコニコと笑いながらロシア語で話しかけてくれる。

あまりに可愛いので、日本のフルーツの飴を4つあげると、喜んでくれた。
お母さんによると棒のついたチュッパチャプスしか食べたことがないとのこと。
ソーニャは初めて見るフルーツの絵が描いてある飴に興味津々。

お母さんに一つ開けてもらい口に入れてしばらくすると口からぽろっと出している。『味が合わなかったのかな?』と、心配すると、次の飴の袋を開けてとお母さんに頼んでいる。開けてもらいお口に入れてしばらくするとまたぽろっと出してさっきの飴の隣に並べる。
これもダメだったのかな?
するとまた次の新しい飴にチャレンジしようとしている。

お母さんは『本当はマナー違反だけどね。ソーニャは好奇心が旺盛なの。』と言って次のも開けてあげようとしている。ソーニャはというと、全身からワクワク感が伝わって来るほど嬉しそうに今度はどんな味かな?と興味津々の様子。
見ているだけで微笑ましくなる。

確かにお行儀は悪い。でもこんなに好奇心が旺盛な時はまず子どもの好奇心を満たしてあげることの方がマナーより大事なのではと思った。

きっと自分が子育て時代の時には息子にお行儀が悪いから一つ食べ終わるまでは次は開けちゃダメと言っていただろうに。

でも今目の前の子供が目をキラキラと輝かせて興味津々な姿を見ると、マナーも大事だけど、それより子供のどんな味がするんだろう?何色なんだろう?なんでベタベタするんだろうなどの好奇心を満たしてあげる方が余程大事なのではないかと思った。
後で今日は特別に食べさせてあげたけど、本当はこんな食べ方はしないと教えてあげればいいのだから。

結局ソーニャは4つの飴を舐めてみて、テーブルに並べた。ピンク、黄色、グリーン、オレンジと全て色が違って、宝石のようにキラキラとしている。こんな風にして見たことないな。きれいだな。

手はベタベタになってるけど、ソーニャも嬉しそうに眺めては、また一つずつお口に入れたり、出したりと楽しんでいる。

嫌いだから飴を出した訳ではなく、どんな色なのか、舐めるとどう変化するのか目で確かめたかったんだ。五感で飴を味わってる。

私はその時第三者の立場だからゆったりとした気持ちで子供に向き合えた。子どもの気持ちがよく理解できたんだと思う。
ソーニャのお母さんはよく見守れたな、えらいなと思う。

子育て時代を振り返ると初めての子育てに、良いお母さんになろうと必死だった。『良いお母さん』とは、子どもにとってというより、他人から評価される事だった。

今なら他人の評価を気にするより子どもとしっかり向き合える子育てができそうな気がする。

躾ももちろん大事だけど、目の前の子どもを見てその時大事なのは何か、子供と向き合えるお母さんでいてほしい。

今の世の中情報に溢れ、時間に追われ、お母さんたちは忙しいし、疲れている。
『良いお母さん』にならなくていいから、お母さん自身が心身ともにゆとりを持って子供と向き合ってほしいなと思う。