絵画セラピー・ケアエクサ

「自分自身」を生きるために! by絵の通訳者

子どもから教わること

優しい一言

いつもの保育園のレッスン。

今日から梅雨入りなので、雨をテーマに園児たちと
楽しいひと時を過ごしました。

年中・年長クラスが終わって帰り支度をしている
と、年長さんの男の子2人が寄ってきて、

「先生、雨が降ってきたから
気をつけて帰ってね。」
「先生、このカード忘れずに持って帰ってね。」

と、声がけしてくれました。

まあ、なんて優しいこと!
そんな一言が言えるなんてすばらしい!
もうとっても嬉しくなりました。

嬉しくて先生にも、園長先生にも
「いい子たちですね」と、
思わずお話ししました。

お父さんやお母さんが普段から
子どもに声がけしているから?
保育園の先生方の声掛けを聞いているから?

他人への気遣い、
言葉かけがさりげなくできてえらい。

雨の中、心は晴れ晴れとして車を運転しながら、
子ども達の顔を一人一人思い出していました。

子ども達からの優しい言葉のプレゼント。
私も人に優しい言葉かけを心がけよう。


kumiko




<育自>しよーっ!!(2013.12記)

お話をさせて頂いている中で、
時々 「へ???」 と思う場面があります。


―うちの子は神経質な所があるので、
こういったことは大丈夫かなぁと心配なんですよね。

「そうですか・・・。で、お子さんはそのことを心配しているの?」

―いえ、子どもは「楽しみ♪」と言っているんですけれど・・・。
  後で辛い思いをするんじゃないかと思うし・・・。


それ、もしかしたら

お母さんが不安なだけではないかな??



―遊んでいるのを見ていると、強い子がいて、いつも脇役っていうか
  つまらない役ばかり押し付けられても何も言えない子なんです。

「そうですか・・・。で、お子さんは無理やりやらされて、
本当は嫌だと言っているの?」

―いえ、「なんで?楽しいよ」って言うんですよ。
  だから我慢しているんじゃないか、
  ママには本当の事を言ってもいいんだよ
  って伝えるんですが・・・。


それ、もしかしたらその場面を見て

お母さんが悲しい・悔しいだけなのではないかな??



ご自分の感じた 感情を

あたかも子ども自身が感じている感情だ と

思ってしまっているお母さん・・・多いです。




一番恐いのは

<あなたを思って、心配して言っているのよ>

を隠れ蓑に、なんとも思っていない小さな子に上記のような事を言い続けると

「お母さんが一番好き!」な子ども達は、簡単に影響されてしまうということです。


傍らに居るお母さんから、いつも発せられる言葉に

どんどん洗脳されてしまう子は少なくありません。



ですから前者の子でしたら

―そうだよね。わたしは神経質だから、冒険しちゃいけないよね。
  いろいろな事に用心して傷つかないように生きて行かなければ。

という信条を持ってしまうし


後者の子でしたら

―そうか。ママがあそこまで心配するってことは、
  ぼくは楽しい遊びって思ってたけど、
  あれはきっとぼくをいじめてるんだ。
  大人から見たら○○ちゃんは悪い子なんだな。

と思ってしまうかもしれません。



優しくて受け入れ型の子どもは、性格形成において

上記のように刷り込まれてしまうこと、多いです。



逆に、エネルギーが高く、外に向かって行く型の子は

そんなお母さんの決めつけには反発してくるので

上記のようなお母さんだと

「手に負えない!」 「うちの子は宇宙人!」 となります。




ですから、今盛んに言われているように

<子どもの頃からおとなしくて、なんでも言うことを聞くいい子>

よりも

<自分の感情の支配を誰にもされないように、反発する子>

の方が、長い目で見ると、安心なのです。



もし、あなたが

「あっ!私もそういうところあるかも・・・」

と思ったなら、いいチャンスです!

それは本当に子ども自身が思っていることなのか?

それとも、実は自分自身の感情なのか?


を俯瞰して見るようになさってください。


そうして もし

「これって、私の感情じゃーーん」

って気付いたなら、いいチャンスです!

子ども自身は楽しんでいるのに、どうしてマイナスに受け取ってしまうのか?

内省してみてください。

そこには必ずあなた自身にとっての答えが見えてきます。



だからこそ、<育児は育自>というんですね。


「育児を通して、この子から教えられた。感謝。」

そんなふうに思えたなら、素敵です。


kimiko


シンデレラの机の中身(2013.4記)

先日テレビを観ていたときのこと

「妄想力を鍛える」という言葉が耳の入ってきた・・・・

妄想力?!を鍛える??


番組では「妄想は未来への扉」という題名で、

シンデレラの童話の十年後を妄想し、小学生がグループに分かれて

話し合っていた。

「では、シンデレラの机の引き出しの中には何が入っていると思う?」

という質問に子どもたちは紙にそれぞれ妄想を働かせて書いていく。


ノート・鉛筆・消しゴム・鏡・ブラシ・・・・・



私も一緒に妄想してみようと思い、あれこれ思いをめぐらせてみる。


しかし、なんにも出てこない・・・・


シンデレラって机をもっているんだな・・・とか
十年後のシンデレラはどんな格好をしているのかな?

とか・・・


そんなことばかり思い浮かべ、机の中身までたどり着けない。


そこで、
妄想大好き娘に聞いてみると、

「シンデレラの机の引き出しには絵本がたくさんあるんだよ。

だってパパとママはやさしかったでしょ?(これも妄想です)

たくさん読み聞かせしてくれたから^^絵本があるの」


「それから、あと、思い出のアルバム!大切なものなんだよ」




そうか!

机の中身はシンデレラの大切なものなんだ!

と思い、また妄想をしていたら・・・・



番組でも似たようなことを言っていた。



今日から新学期!

2年生の娘と中学3年生の息子!

こんな楽しいことや

あんなうれしいこと、

そして、こんなはずじゃなかったと思うつらいことや

苦しいこと・・・・・

いろいろな事をたくさん経験できる一年になるといいな~



と妄想する母です。


michi