そりゃあ、

楽しいことも うれしいことも

たくさんたくさんあるけれど・・・・


生きてきた中で

誰しもたくさん傷ついたり、悲しい思いや辛い思いもしてきたでしょ?



ある人は、その傷はなかったことにして、自分の表層意識からは抹殺。

でも、確かに奥底に傷はあった。
そして今ではすっかり風化して、それはかさぶたになっている。


ある人は、傷が痛くて辛くって、奥底にしまって決して触らないように。

そして、もうすっかり傷は癒えている と決めている。
でもそれは、かさぶたとして奥底にへばり付いている。


「そう!これは頑張って生きてきた私の勲章!

無いものにすることも、触らないように目を背けることもしなくていい。

醜いかさぶたでも、私の大切な一部なんだ」


その傷の事を思って、かさぶたの存在をしっかりと見て

そう受け入れることができたら・・・・



いとも簡単にかさぶたはポロリと落ちて、

そこには新生した綺麗な皮膚があるかもしれないじゃない??



でも・・・
本当に怖くって、それに着手できない人もいます。

本当に辛くって、思い出したくない人もいます。

プライドが邪魔をして、傷ついた自分を認めたくない人もいます。


それは決して悪いことでも、いけないことでもありません。


「ごまかしている自分を、自分が一番知っている」

ただ、それだけのことです。



でも、ただ、それだけのことで

心から満足できない方達を、大勢見てきました。


それはとても残念なことです。



今、私の近くには
そのかさぶたを、自分の手ではぎ取っている方がいます。

もしかしたら、傷は癒えていないかもしれない。
もしかしたら、血が噴き出すかもしれない。


それでも、真っ正直に向き合うと自分で決めた事に

真摯に決して目を逸らさず

かさぶたを剥いでいっています。



傍に居てできることは・・・

「痛いって言っても、いいんだよーーっ」

って、伝えること。

「そりゃ、辛いよね・・・」

って、その人の辛さを本気で思えること。

そして、まだ治りかけの皮膚があったら、しっかり治るまで、一緒に見守ること。



そして そして

そこに綺麗な皮膚があったなら、

その人と一緒に大喜びすること!!! \(>▽<)/


そんな思いでいる人が傍にいるってこと・・・
それで少しでもホッとできたらうれしいです。




その方の、その真剣に生きる姿勢に
私自身、身の引き締まる思いがしている今日この頃です。


kimiko